(No.3) 2000.11.10
タコは吸盤が命・・・
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マダコ
<学名>Octopus vulgaris |
水族館に展示されている生物で、人気のある者の一つにタコがあります。
丸い頭に、吸盤のある8本の足を持ったこの生き物は、その食味ともあいまって日本人には馴染み深い生き物です。
大変頭も良く、馴れてくると、餌の際に水槽の前に立つだけで、近寄ってきたり、あるいは足だけを延ばして餌をもらうようにもなります。
また、タコは骨も殻も持たず、とても柔軟な体の持ち主で、TVなどで、信じられないような小さな隙間をも通り抜けることが出来るのをご覧になった事がある方も多いのではないでしょうか。
そして、困ったことにこの特技を使って彼らは水槽からよく脱走を謀ります。
さて、このタコという生き物、海洋館でも展示することが多いのですが、水槽で飼育していると、なにやら1cmほどの透明な物が水中を漂っているのが見られます。
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マダコの吸盤(左)と吸盤の脱皮した物(右)
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さて、一体これは何だろうかとよく見てみると、それは、円形の薄い膜状で、中心から外側へ放射状に線が入っています。この形は、どこかで見たような・・・、そう、タコの吸盤です、これを吸盤の表面にくっつけたらぴったりはまりそうです。
実はこれ、吸盤の表面の脱皮のあとなのです。
タコにとって吸盤は、生きる上でとても大切なもので、餌を捕まえ食べるときや、巣穴を作ったり、身を守ったり、移動をしたりなど様々な用途でこの吸盤を使います。
そのため、脱皮という方法で大切な吸盤の機能を保っているのです。
それは、タコにとって欠かすことの出来ない身だしなみなのです。
今度、水族館でタコの水槽を見つけたら、よく覗いてみて下さい。 きっと、この吸盤の脱皮したものが見つかると思います。
<N.K.>
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