(No.2) 1999.12. 3

ヒメイトマキボラの食べものは・・・

ヒメイトマキボラ
<学名>Pleuroploca filamentosa

 当館のタッチングプールコーナーには、いろいろな生き物が入っているのですが、その中にヒメイトマキボラと言う巻き貝がいます。
 この巻き貝は殻の長さが15cm程になる比較的大きな巻き貝で、貝殻はきれいという訳ではないのですが、体は真っ赤でちょっと毒々しい色をしています。
 今回は、このヒメイトマキボラの食事に関して、ちょっとお話ししたいと思います。
 このヒメイトマキボラは、水槽の中では砂に半分体を埋めてじっとしているのですが、その近くに他の巻き貝、今回はヤクシマダカラガイという貝を置いてみます。

ヤクシマダカラガイ
<学名>Cypraea arabica


 このヤクシマダカラガイは5cm程の貝で、光沢があるきれいな厚い貝殻を持っています。
 程なくして、砂に埋まっていたヒメイトマキボラはごそごそと動きだし、ヤクシマダカラガイの方へ歩き出しました。
 しかし、このヤクシマダカラガイは殻口が細長く、殻も頑丈で食べるのは難しそうです。


 ところが、ヒメイトマキボラは真っ赤な体をヤクシマダカラガイに覆い被せ、口をヤクシマダカラガイの狭い殻口に滑り込ませてしまいました。
 この体勢で、数時間かけてヒメイトマキボラはヤクシマダカラガイの体をきれいに食べてしまったのです。
 そして最後には、ヤクシマダカラガイのきれいな貝殻だけが残りました。

<N.K.>


恥ずかしがり屋の食べ物は・・・

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